理論

当たり前なことを言いますが、たばこをやめる最も有効な方法は、おそらくシンプルに「まずい」とか「臭い」と思うことだと思います。

しかし私もそうでしたが多くの喫煙者は、タバコは「好き」、「おいしい」と思っています。

この状態で禁煙しようとすると、思考の流れは下のようになります。

タバコは、おいしいが、体のためにやめなければ とか

タバコは、好きだが、ケジメとしてやめたい とか

「タバコ→ おいしい→体に悪い→やめなきゃ」 

つまり「タバコは良いものだけど、我慢する。」という構造です。

これだと、タバコを吸いたいという衝動は一生消えません。

一生続く衝動に、一生勝ち続けなければいけません。

これは非常に強い忍耐力を必要とします。

そして一回でも「タバコ→ おいしい→一本だけ吸うか、、」となったらおしまいです。

何度もやってくる衝動に、いつかは負けてしまうことになります。

これが禁煙の一番よくある失敗パターンだと思います。私も何百回も経験済みです(笑)

そこで、

タバコは、まずい。

タバコは、臭い。

といったようなシンプルなイメージの構造にしておく必要があります。

そしてそれに最も有効な手段が、「顔によるイメージの刷り込み」だと思います。

表情同調、嫌悪条件付け、認知的不協和などいくつかの心理学効果を1つの手法に集約しました。

簡単に言えば、われわれがかつて映画やドラマの俳優に

タバコ→かっこいい

タバコ→おいしい

といったタバコのポジティブなイメージを刷り込まれた時と同じように、

今度は逆にタバコのネガティブなイメージを刷り込むのです。

もちろんタバコに対するイメージを一回で塗り替えることはできません。

しかし、何回か見ているうちに、不思議とだんだんとイメージが書き換わっていきます。

この方法は私自身が考案したものですが、効果は本当に強力です。(だと思います。)

いつも禁煙に失敗されている方は是非体験してみてください。